• シャインマスカット 木なり

皮ごと食べられる種なしぶどう

シャインマスカット

収穫時期:7月上旬〜9月

甘味が強く、マスカット特有の上品な香りが楽しめ、
皮ごと食べられる種なしぶどう。
晴れの国岡山がつくるシャインマスカットをぜひご賞味ください。

シャインマスカットの産地

品質にこだわった岡山県産。

シャインマスカットの全国出荷量は、第1位 山梨県、第2位 長野県に次いで、岡山県は第3位※。岡山県で栽培されたシャインマスカットは、全国的にも人気があり、味だけでなく、色や形にもこだわってつくられていることから、その多くは贈答用として果物専門店などで取り扱われています。

※2018年度東京都中央卸売市場統計より

出荷量は全国3

岡山県産シャイン販売実績 (2010〜2018年)
シャインマスカット 産地シャインマスカット 産地
シャインマスカット圃場風景 倉敷市船穂町平石地区

ぶどうのハウス栽培(倉敷市船穂町平石地区)

産地紹介

  • 倉敷市

    倉敷市倉敷市

    倉敷市は、豊かな自然と温暖な気候に恵まれた瀬戸内海に面し、四国から山陰地方へつながる南北の交通軸として発展しました。

    一級河川である高梁川から水門で取水し、ぶどうの栽培に活用しています。

    いち早くハウスを利用した加温栽培を取り入れ、生産量を高め、マスカットといえば岡山と言われるほどの一大産地に成長しました。

    この地域のぶどう栽培は70年以上にわたり、現在は3世代目。匠による高品質なぶどうが全国の市場で好評を得ています。

  • 総社市

    総社市総社市

    総社市は、岡山県の南西部に位置し、吉備高原の緑や高梁川の豊かな流れ、瀬戸内の温和な気候風土に恵まれています。

    吉備文化発祥の地として、美しい自然景観と歴史的景観が調和し、鬼ノ城や作山古墳など、古代吉備の繁栄を物語る史跡が数多く残っています。

    この辺りは古くからぶどうづくりが盛んで、特にネオ・マスカットの名産地です。

    今日では、シャインマスカットをはじめ、様々なブドウを栽培し、日本各地の市場に品質の揃ったブドウを出荷しています。

  • 井原市

    井原市井原市

    井原市は、岡山県西南部に位置し、高梁川の支流である小田川が、西から東へ貫流しています。また北部は標高200~400メートルの丘陵地帯で吉備高原へと続いています。

    井原市でのぶどう栽培の歴史は古く、明治34年から昭和初期にかけて井原地区で広がり、昭和40年代には日本有数の「マスカットベリーA」産地となりました。

    芳井地区では昭和61年から、美星地区では平成元年から栽培が始まり、井原市のぶどう栽培面積は、岡山県下でもトップクラスとなっています。

シャインマスカット生産者の思い

岡山県産が贈答品に選ばれる理由。

シャインマスカット圃場

ハウス栽培(倉敷市船穂町)

シャインマスカットは雨が多いと、病気が発生したり果皮が割れてしまったりする栽培しにくい品種です。

岡山県では主に水はけの良い傾斜地を利用して栽培されるため、良質なシャインマスカットを安定して市場に供給しています。

傾斜地での作業は負担が多いですが、生産者の品質へのこだわりと妥協しない誠実な姿勢が感じられます。

一粒一粒に思いを込めて。

良質なシャインマスカットづくりの背景には生産者の精細な作業、並々ならぬ努力があります。

開花時、シャインマスカットの房には500個以上の花がつきますが、栄養を房全体に十分に行き渡らせるために形を整えながら数を減らしていきます。

次に粒が大豆くらいの大きさになる頃までに、2~3回にわたり発育・形状の悪いものなどを一粒ずつ手作業で切り落とします。

何度も手を加えることによって、最終的には一房あたり600~750g(50~60粒)を目標に房を作り上げます。味だけでなく形の美しさによってもシャインマスカットの価値は上がり、隙間や凹凸のない粒の揃った房ほど品質が良いとされています。さらにシャインマスカットはタネができない処理を一房一房丁寧に施します。非常に手間と時間がかかる大変な作業です。

一粒一粒、丁寧に丹精こめて作られた岡山のシャインマスカットには生産者の熱い思いと愛情がたくさんつまっています。

シャインマスカット 生産者
シャインマスカット圃場

品質にこだわった、
最高のシャインマスカットをつくりたい。

少しでも早く美味しいぶどうを届けたい...

5月、ハウスの中は専用の機械で加温され一定の温度に保たれています。

どのハウスも足元の土はふかふか。草一本なく手入れが行き届いています。

剪定、芽かき、枝を丁寧にくくりつける誘引、間引きを行います。間引きは成長に合わせて少しずつ調整し、成長したら摘粒する作業を繰り返します。年間を通して惜しみなく愛情を注ぐことで岡山のぶどうは高品質を保っています。

おかげさまで、市場でも高い評価をいただき、生産者一同、「世界一のぶどうをお届けする」つもりで日々精進しております。

高齢による引退が進む中、最盛期に比べると少し寂しさを感じますが、最近では岡山で就農を希望する方も増え、次代を担う若手も少しずつ育ってくれています。

これからも楽しみな岡山のぶどうをぜひご声援、ご賞味くださいますようお願い申し上げます。

船穂町ぶどう部会会長 浅野 三門(あさの みかど)さん

船穂町ぶどう部会会長
浅野 三門(あさの みかど)さん

シャインマスカットをおいしく食べるポイント

  • 選 ぶ

    果皮についた白い粉はおいしさのしるし

    シャインマスカットはほとんどが水分でできているため、新鮮なものほどみずみずしく、粒に張りがあります。シャインマスカットの果皮についている白い粉は、ブルームと呼ばれるもので、果実の水分を守ってくれます。白い粉がしっかりついているものほど新鮮で、反対に白い粉がないものは、保存が効かないので早めにお召し上がりください。

  • 保 存

    冷蔵保存で、乾燥を防ぐ

    シャインマスカットは冷蔵保存するのが一般的です。

    乾燥を防ぐために穴あきのポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。

    冷蔵保存でも、なるべくお早めにお召し上がりください。

  • 食べる

    食べる直前に冷やして、皮付きのまま

    食べる前に10分ほど氷水で冷やすとよりおいしくお召し上がりいただけます。

    シャインマスカットは皮が薄く剥きにくいので、剥かずに食べるのがおすすめです。皮付きのまま口に入れ、はじける食感をお楽しみください。

    シャインマスカット

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シャインマスカットの特徴と概要

【 シャインマスカットの特徴 】

2006年に品種として登録された若いぶどうです。商品価値が高く育てやすいとぶどう生産者の関心を集め生産量は増加傾向。

長野県、岡山県をはじめ、東北から九州まで広く普及し、栽培面積は平成20年から25年までの間で約10倍に増加しました。

甘みが強く皮ごと食べられ、マスカットの上品な香り楽しめることで人気も上昇。高級ぶどうとして取り扱われています。

  • 作物区分:果樹
  • 農林水産植物の種類:Vitis L.(和名:ブドウ属)
  • 出願品種の名称及びその読み:シャインマスカット(シャインマスカット)
  • 登録番号:13891
  • 登録年月日:2006/03/09

【 登録品種の植物体の特性の概要 】

この品種は、「安芸津21号」に「白南」を交配して育成されたもので、果皮の色が黄緑又は黄白、果粒の形が短楕円で大粒の育成地(広島県豊田郡安芸津町)では8月中旬に成熟する早生種である。樹の広がりは大、樹勢は強である。熟梢の太さは太、色は黄褐、節間横断面の形は円、表面の形状は滑、幼梢先端の色は薄赤、巻きひげの着生は2である。花穂の着生数は中、花性は両性、花粉の多少は多である。成葉葉身の形は五角形、裂片数は5片、葉身横断面の形は樋状、葉縁鋸歯の形は両側直線、葉柄裂刻及び成葉上裂刻の一般的な形は閉じる、深さは浅、成葉の大きさは大、上面の色は緑、葉柄の色は淡紅、成葉の下面葉脈間、下面主脈上及び葉柄の綿毛の密度は密、中肋に対する葉柄の長さの比は短、葉柄の太さは太である。穂梗の太さは太、長さは長、色は淡紅である。果房の形は有岐円筒、大きさは極大、長さは長、着粒の粗密は中、果梗の太さは太、長さは短、色は黄緑である。果粒の形は短楕円、大きさは大、果皮の色は黄緑又は黄白、果粉の多少、果皮の厚さ及び果皮と果肉の分離性は中、果肉の色は不着色、肉質は崩壊性、甘味は高、酸味は少、渋味は無~極少、香気はマスカット、果汁の多少は多、種子の数及び形は中、大きさは大である。発芽期は中、開花期は晩、成熟期は早で育成地においては8月中旬である。果実の着色の難易は着色しない、花振いの多少は中、無核果粒の混入及び裂果の多少は無~極少、果梗の強さは強、果梗と果粒の分離は中である。「白南」と比較して、成葉上裂刻の深さが浅いこと、成熟期が早いこと等で、「ネオマスカット」と比較して、果粒が大きいこと、果肉の肉質が崩壊性であること等で区別性が認められる。

※農林水産省登録品種データベースより

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